企業取材レポート - お仕事まるごと研究所

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「製造」の研究結果

「船舶用設備」の製造

自分の携わった製品が世界を駆け巡るスケールの大きな誇りを感じられる

パーソナルデータ

名　前	山本圭介さん
年　齢	27歳
出身地	愛媛県今治市
業務歴	5年目

企業データ

社　　名	潮冷熱株式会社
事業内容	船舶用冷暖房装置、冷凍冷却装置、船舶用エレベータ等の製造、販売
http://www.ushioreinetsu.co.jp/
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わたしの『お仕事』

世界の海を旅する船に取り付けられる空調設備を作っています経験したことのない仕事でしたが、モノづくりの楽しさに魅せられています

当社は船舶用空調設備の製造が専門で、私が担当しているのは、その中でも特に蒸気配管の組み付けです。最初は溶接も全くできなくて苦労しましたが、先輩たちに教えてもらいながら覚えていきました。具体的には、配管用のパイプを機械に合わせて曲げたり、継ぎ足したりしながら、溶接して組み付ける仕事です。ある程度マニュアルはありますが、図面通りに仕上げるには、経験によって磨かれるセンスが必要となってきます。また、溶接は正確さがもっとも大切ですが、コストを考えると“速く”ということも大事なこと。そういう意味ではまだまだ未熟で、もっと工夫をしながら、数をこなす必要があると思っています。

きっちり仕事ができるようになるまでには時間がかかったけどその間には自分が成長していることを実感できる瞬間があるから嬉しいんです

入社後、半年かけていろんな部署を回って経験を積んできました。その中で、自分はモノづくりが一番向いていると思い、製造を希望。 1年間は冷蔵庫を担当し、その後空調の担当となりました。溶接がしっかりできるようになるまでは、結構時間がかかりましたね。今でも、どうすればもっと正確できれいに溶接できるかを常に考え、時間とコストも意識しながらさらなるレベルアップを目指しています。先輩に褒められるなどして、上手くなっている実感が持てることがあった時にはすごくやりがいを感じます。

わたしの『今日のスケジュール』

7:55	出社
8:00	朝礼ラジオ体操・ミーティング
8:10	作業開始（溶接・組立）　担当している製品の組立・溶接を行います。　大きなものを作っているので、一つの製品を作るのに　2～3日かかります。
12:00	昼食（手作りのお弁当）
12:55	作業再開（溶接・組立）
15:00	耐圧点検（ガス漏れする場所がないかチェック）
16:00	出荷作業（保護シートや断熱材を貼る）
19:00	作業終了掃除・片付け
19:20	退社

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こんな人にオススメ！

積極的で熱意のある人、元気のある人！

積極的で熱意のある人、元気のある人におすすめです。また、わからないことをすぐに質問できるという素直さも大事です。チームで仕事をすることもありますので、チームワークが大切です。コミュニケーションがきちんと取れるということも重要なことだと思います。

営業のオモテ・ウラ

私は、大学が文系だったため、全く経験したことのない世界に飛び込んだこともあり、仕事を覚えるのに時間がかかりました。同じことを何度も先輩に聞いて、そのことを注意されたこともあります。でも、先輩は優しすぎるくらい優しい人が多く、忙しい時にも嫌がらずにていねいに教えてくれます。今度は自分が教える番として、先輩に教えてもらってきた分を後輩たちに教えたいと思っています。

ベテランにも聞いた「製造」とは？

岡部雄三さん
9年目

船舶の空調、エアコンを扱っているので、一つ一つがとても大きい製品になります。なので、製品が出来上がっていく過程には迫力があり、こんなに大きいモノを自分が作っているんだということにやりがいを感じられますね。何よりも自分たちが携わった製品が船に取り付けられて、役立ちながら世界中を駆け回っているという誇りがあります。モノづくりが好きな人、モノづくりの醍醐味を味わいたい人には向いていると思います。