レポート

令和7年度:伊予高等学校1、2年生の振り返り『ジョブカフェ愛workと連携したキャリア形成支援講座』

2026.03.28



伊予高等学校さまからのご依頼で、3月16日に『10月からの振り返り~社会人基礎力~大学受験や就職試験に活かせる強み』について講座を行いました。

『10月からの振り返り~社会人基礎力~大学受験や就職試験に活かせる強み』

伊予高等学校さまは、令和7年度県立学校振興計画推進事業における「進学指導研究推進プログラム」において、「探究学習実践型」モデル校に指定されています。

当機構(ジョブカフェ愛work)では、令和7年度、伊予高等学校さまからのご依頼で総合的な探究の時間「探Q」において、1年生から3年生まで各学年を対象に、キャリア教育の一環として社会人基礎力理解や目標設定、振り返りを行う「キャリア形成支援講座」を実施することになりました。

◆伊予高等学校で実施されている「探Q」とは?

「総合的な探究の時間」として、年間を通じて様々なテーマで取り組んでいる伊予高校独自の活動です。
4月に1~3年の全学年が「社会人基礎力」について学び、自己チェックと目標立てを行い、3年生は7月に、1,2年生は10月に「4月からの振り返り」を行いました。

そして3月16日に、1,2年生を対象に、1年間全体を通しての振り返りと併せて『10月からの振り返り~社会人基礎力~大学受験や就職試験に活かせる強み』について講座を行いました。
この「社会人基礎力」は、職場や地域社会で仕事をしていくために重要な基礎的な力で、大学生、社会人にとっても必要な能力です。

日時 2026年3月16日(月)
10:45~11:45(60分)
実施場所 愛媛県立伊予高等学校
対象 伊予高校1,2年生
計 379名
講師 辻本 絵美
(ジョブカフェ愛work)
プログラム 社会人基礎力おさらい、経験の振り返り・自己チェック、自己PR文作成ワーク、文章作成・PRするときのポイント、4月からの振り返り

講座の様子

10月からの半期の振り返りとして、まずは10月時に作成した自己評価と今回分を色で分けてレーダーチャートを作成!短い時間で書く作業の多い時間でしたが、後方の生徒まで一所懸命ついてきて頑張って書いていました。
ほとんどの生徒さんが10月より発揮した能力要素があり、小さかったレーダーチャートが大きくなっていたり、元々全体的に高い生徒もさらに高くなっていたり、下がったところがあってもピックアップした活動のなかで発揮できていた部分がある、ということが可視化されていました。
半期で特に発揮した社会人基礎力は「考え抜く力(シンキング)」の割合が一番高く、
また、1年間で成長したと感じた力は「前に踏み出す力(アクション)」と「考え抜く力(シンキング)」だった1,2年生。
次に、振り返りしたことを自己PR文として文章を作成をするワーク!
なぜそれが必要なの?構成ポイントは?について講義した際には、
生徒のみなさん、とっても集中して聞いていました。

 

そして、自己PR文で工夫したこと、もっと工夫できるなら何を加えたいか?についてインタビュー!
「具体的に自分が活動したことを工夫した。さらに周りの人や環境でどんな変化があったかを加えることを考えたいと思った」
「実行委員長として他機関と話し合いを重ねながら形にしていく取り組みを書くように工夫した。
強みをアピールするためには、班ごとに班長をおいて意見をまとめていったことを工夫できそうだと思った」

とてもいい気づきや達成感を得たことを発表され、内容はもちろん素晴らしかったのですが、
予告なしで柔軟に対応できることそのものがすごい!と生徒みんなが大きな拍手で讃えました。

 

参加した生徒の声

〇私はジョブカフェ愛workの講座を通して 社会人基礎力を基に自分自身を振り返る良い機会になりました。4月からの高校生活を振り返ってみると、探Q活動や学校生活の中で自分なりに努力してきたことが少しずつ力になっていると感じました。特に、主体性や実行力といった「アクション」は以前より身に付いてきたと思います。しかし、発信力やストレスコントロール力などの「チームワーク」はまだ十分ではないと感じました。講座の中で社会人基礎力について改めて教えていただき、チェックシートやワークを通して自分の強みや課題を具体的に知ることができたので、これから高校生活の中でどの力を意識して伸ばしていくべきかを考えることができました。また、将来充実した生き方や働き方をするためには この社会人基礎力を意識して発揮し続けることが大切だと感じました。今回の講座で行ったワークは今年1年の自分自身の成長だけでなく、もう少し頑張れた部分についても振り返ることができ、自分の目標や将来について考えを深めることができました。来年度からの高校生活では 今身に付いている力はさらに伸ばし 足りないと感じた力は日々の学校生活を通して少しずつ意識して身に付けていきたいと思います。そして、小さな目標を積み重ねながら 自分の将来につながる行動をしていきたいです。

 

〇自分は現在、中学生の頃とは違った将来を掲げています。今までチャレンジしたことのないようなことにも多く挑戦する中で近づく将来に焦っている部分がありました。振り返りを通して、自分の長所はチームワークだと思っていましたが、客観的に活動を振り返るといつの間にか主体性が自分の強みになっていることに気付きました。自分の強みを自覚できると、より自分が何を伸ばすべき、どのような適性があるかがはっきりとしてきました。これからも自分を理解し、やるべきことを見定めて、前向きに学校生活を送りたいです。

 

〇これまであまり意識していなかった「社会で働くために必要な力」について知ることができ、働くことや将来について考えるきっかけになりました。これまでの高校生活を振り返ると、探Q活動や学校生活の中で、挑戦しながら努力してきた部分に気付くことができました。目標に対して失敗を恐れず行動に移し、粘り強く取り組む実行力は、少しずつ身に付いてきたと感じています。一方で、新しい方法を考える創造力や、周りに呼びかけて人を動かす働きかけ力などは、まだ十分ではないと感じています。今回、自分の強みや課題を具体的に知ることができたことは、とても良かったと思います。目標を持って行動しながら、自分の将来につながる経験を積み重ねていきたいと感じました。

 

先生より

いつも丁寧に資料を準備していただき、生徒が見通しを立てながら活動に取り組むことができており大変感謝している。特に、自己理解がなぜ必要なのか?なぜ社会人基礎力なのか?自己PRがなぜ必要か?などについて詳しく説明していただいている点が大変ありがたい。
 生徒が取り組んだワークシートには、「期間は?」「言い換えられないか」「もっと具体的に」「どのように取り組んだか」「変化や結果を書く」などのメモがあり、先生の講座を踏まえて自分が考えたPR文をブラッシュアップしようとした姿勢が読み取れ、大変充実した講座になっている印象を受けた。今回の学びを踏まえて、生徒一人一人を大切にした学びを一層実現できるよう取り組んでいきたい。

講師より

今年度1年間伊予高校の全校生徒に向けた社会人基礎力をベースにキャリア形成支援に携わらせていただき、ありがとうございました。
生徒みなさんの意識啓発と成長に少しでもお役に立てたなら嬉しく思います。
経験を振り返るなかで自分が頑張ったことを言語化し、自分の持ち味を表すフレーズをもつことで自己理解と自信に繋げ、これからの学校生活で存分に活かし、社会人基礎力だけでなく、社会人基礎力に掛け算できる持ち味もどんどん育てていってほしいなと、心から応援しています!

 

最後に

伊予高等学校様のホームページでも講座の様子が掲載されています。
進路情報 | 愛媛県立伊予高等学校 公式WebSite

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