
5月7日(火)に伊予高等学校からの依頼で、「探Q」活動(※)を有意義なキャリア形成の機会とし、さらに生徒たちの学校生活をより充実したものにすることを目指し、高校1年生約200名を対象に「“キャリア選択に繋がる自分”を知ろう」セミナーを実施しました。
※「探Q」活動:「総合的な探究の時間」として、年間を通じて様々なテーマで取り組んでいる伊予高校独自の活動
セミナーでは、これから始まる「探Q」活動や学校生活を自ら意味を見出しながら、有意義に取り組めることを目的とし、まず、自己理解を深めるメリット・自己理解ポイント・成長するために大切なこと・自己概念の影響について講義を行いました。
自己理解について理解を深めたあとは、自己理解ワークを実践!
幼少のころから現在までの印象的な出来事などを思い出すことで「自分の人生を振り返る」ライフラインチャートを個々に作成しました。転機となった出来事について満足度や充実度を振り返るとともに、キーワードとなる言葉を書き出して人生グラフを作成し、グループごとに互いに発表とフィードバックを行いました。
今回のセミナーを通して、生徒の皆さんが、自分が一生懸命生きてきた人生を捉え直したことで、何らかの気づきやこれからの自己成長に繋がり、今後のあらゆる選択と行動にいい影響となることを願っています。
◆ 感想 ◆
・これから将来を定めていくために、様々な方法で自己理解を深めたいと思う。自分が生きていく中で大切にしたいことや幸せを感じることを知り、将来の職業選択に活かしていきたい。また、小さなチャンスも掴めるように、積極的に頑張りたい。(生徒)
・人に聴いてもらい、フィードバックをもらうことで、自分の可能性や、客観的に見た自分を知ることもできた。(生徒)
・ライフラインチャートを互いに見せて語ってみて、同じような出来事で自分と友だちとでは幸せに感じる大きさが全然違い、相手は幸せと感じても自分はそうとは思わなかったりと、改めて自分の価値観を気づいた。また、それぞれのいいところを言い合ってみて自分では気づかなかった長所を知ることができた。
・グループワークを通して相手の意外な一面を知ったり、共通点を見つけられたりして、絆が深まった気がした。(生徒)
・ライフラインチャートを書くことで自分にいろいろあったことを実感し、あの時落ち込んでいたけれど、それを乗り越えて今は新たな挑戦をしようとしていて、自分が成長していると感じた。(生徒)
・他者にフィードバックしてもらうことで、だめだと思っていたことが、よく考えればよい出来事で、自分を成長させてくれているということに気づくことができた。(生徒)
・自分の人生を思い出してみたとき、今まで大変なこともたくさんあったけれど、自分はすごく頑張ってきたんだな、と思う。(生徒)
・実践的な探究活動に入る前に、自己理解を深め、探究活動をはじめとする高校生活をよりよいものにしたいという思いを高めることができた有意義な講座でした。ワークで意見交換することを通して、就学前、小・中学校での出来事や経験を振り返るとともに、言語化することを通して自らの人生を肯定的に捉えている姿が印象的だった。(先生)