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採用と教育の一貫体制で早期退職ゼロに

トヨタカローラ愛媛株式会社

採用・育成・定着へのこだわり!愛媛県内に11店舗を手掛ける同社。特にCS活動に力を入れ、国内最大となる6万人の顧客を抱える。現在、総務部人事課長を務める泉氏が、若手営業職の教育当になったのが今から約20年前。当時、カーディーラーの仕事は厳しいイメージがあり、新入社員のモチベーションも様々で、入社後3年間で約半数の社員が離職していた。危機感を覚えた泉氏は10年次までの研修カリキュラムを構築するなど様々な手を打ったが、早期離職の数は一向に改善しなかった。多くの学生を囲い込み、その中から優秀な

総務部人財課 部長
松山 太郎
愛媛県内に11店舗を手掛ける同社。特にCS活動に力を入れ、国内最大となる6万人の顧客を抱える。現在、総務部人事課長を務める泉氏が、若手営業職の教育担当になったの
課題
夢と現実のギャップにより、入社後3年間で半数が離職
改善策
採用
・採用と教育を同じ社員が担当
・新卒系情報サイトや合同会社説明会を積極的に活用し、母集団を形成
・最も重視する採用基準は「モチベーション」を重視
育成
・入社前研修から始まり、各店舗に配属後も1年目が終了するまで、月1回フォローアップ研修を実施。 ・各店舗や研修を受講した新入社員の意見をもとに、研修カリキュラムを毎年ブラッシュアップ。
・新入社員は入社2年間、目標台数の追求はせず、じっくりと育成。
定着
・本社人財課と各店舗マネージャーが人財育成に関して同一の方向性を共有。
・年に1~2回、マネージャー研修を実施し、マネジメント能力を養成。
・気軽に上司や先輩に相談できる、フラットな職場を実現。
課題
大卒採用早期離職者ゼロ!!
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企業ストーリー

「夢」を語る採用担当者、「現実」を 語る教育担当者。

愛媛県内に11店舗を手掛ける同社。特にCS活動に力を入れ、国内最大となる6万人の顧客を抱える。現在、総務部人事課長を務める泉氏が、若手営業職の教育担当になったのが今から約20年前。当時、カーディーラーの仕事は厳しいイメージがあり、新入社員のモチベーションも様々で、入社後3年間で約半数の社員が離職していた。危機感を覚えた泉氏は10年次までの研修カリキュラムを構築するなど様々な手を打ったが、早期離職の数は一向に改善しなかった。多くの学生を囲い込み、その中から優秀な学生を選考したい採用担当は、仕事の良い面をクローズアップし、学生に「夢」を語る。一方で泉氏をはじめとした教育担当は仕事の方法や厳しさなど「現実」を話す。その結果、入社後に「こんなはずではなかったのに」とミスマッチを感じる社員やモチベーション不足のため教育研修を施しても成果があがらない社員が少なからずいた。愛媛県内に11店舗を手掛ける同社。特にCS活動に力を入れ、国内最大となる6万人の顧客を抱える。
現在、総務部人事課長を務める泉氏が、若手営業職の教育担当になったのが今から約20年前。

採用と教育を兼務することで、一貫したメッセージを発信。

「入り口を変えなければならない」そう考えた泉氏は会社に直訴。1998年より採用担当も兼務することとなった。泉氏は説明会や面接を通じ、カーディーラーのありのままの現実を伝え、それでも同社を志望するモチベーションの高い学生だけを採用した。 一方で、各店舗マネージャーの意見を反映し教育カリキュラムを毎年ブラッシュアップ。現在では、通信教育による入社前研修から始まり、入社後すぐに実施する3日間の合同合宿や導入研修。5月下旬に各店舗配属後も、1年目が終了するまで月1回のフォロー研修を実施する。「各研修も私たち人財課のスタッフが担当することで、採用時から一貫したメッセージを伝えています。就職活動から数えると約2年半、長いつきあいの中で各個人に即した細かなケアができています」と自負する。「入り口を変えなければならない」そう考えた泉氏は会社に直訴。1998年より採用担当も兼務することとなった。泉氏は説明会や面接を通じ、カーディーラーのありのままの現実を伝え、それでも同社を志望するモチベーションの高い学生だけを採用した。

三年連続早期離職者ゼロ。新卒説明会への参加は二百名を超える。

取り組みが実を結び、ここ三年間は早期離職者ゼロ。泉氏が教育担当になった20年前に10名程度だった新卒説明会への参加者が、現在は200名を超える。「私たちも努力しましたが、社内の協力無くしてこの成功はありませんでした」と泉氏。着実な成果の積み重ねによって「教育」の大切さが全社に浸透し、今ではメール一つで快く新入社員を研修に送りだしてくれるという。さらに、新入社員は2年目終了時まで数字を追いかけず、「基礎固めの期間」として着実にノウハウを身に付けるよう全社で徹底されている。バブル崩壊後に苦労を重ねた社員たちがマネージャーとなり、新入社員の良き相談相手となるなど、風通しの良い社風も後押ししている。 取り組みが実を結び、ここ三年間は早期離職者ゼロ。泉氏が教育担当に取り組みが実を結び、ここ三年間は早期離職者ゼロ。泉氏が教育担当になった20年前に10名程度だった新卒説明会への参加者が、現在は200名を超える。「私たちも努力しましたが、社内の協力無くしてこの成功はありませんでした」と泉氏。

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会社はこう変わった

店舗数・販売台数も2倍に拡大経営層はもちろん、各店舗のマネジメント層も社員教育の大切さを認識。「会社づくり、店づくりは、人づくり」が共通言語となった。人材への投資は企業業績の向上にも確実につながり、人材育成に積極的に取り組みはじめたこの20年で、店舗数および全社の販売台数も約2倍に拡大した。

今すぐできるはじめの一歩! 1.  3日に1回は社員のかおを見て話そう
2.  3週間に1回は社員を褒めよう!
3.  3ヵ月に1回は社員と飲みに行こう!
ヒトカラ協議会からのコメント
経営層はもちろん、各店舗のマネジメント層も社員教育の大切さを認識。「会社づくり、店づくりは、人づくり」が共通言語となった。人材への投資は企業業績の向上にも確実につながり、人材育成に積極的に取り組みはじめたこの20年で、店舗数および全社の販売台数も約2倍に拡大した。
ヒトカラ評議会
田中一郎

企業データ

企業名:トヨタカローラ愛媛株式会社
住 所:松山市中央一丁目16-5
設 立:1966年1月資本金:6,000万円
従業員数:324名(2010年9月※アルバイト含む)
https://www.shikoku.ne.jp/c-ehime/
【事業内容】
愛媛県内に11店舗を展開。特にCS活動に力を入れ、四国最大となる6万人の顧客を抱える。トヨタ車の新車販売各種中古車販売自動車リース自動車整備・修理・板金カー用品販売

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