楠橋紋織(株)
世界を相手に挑む!! 今治タオルのシンボルメーカー
河上 園子
中央大学文学部卒 アトリエ系会社より転職 平成24年入社
昭和6年からタオル会社として創業して以来、82年続いている会社だ。近年ではグローバル化が進み安価なタオルが輸入されているが、楠橋紋織(株)は高い品質とブランドを売っている。自社独自のタオルをどのように売り、どう提供するのか考え、常に変わっていく世界を見るために海外研修も欠かさない。これからも「思わず頬ずりしたくなるような魅力的なタオルを創る」をキーワードに最上級のタオルを提供し続けていく。
河上さんの主な業務は、オリジナル商品の企画。売上を左右する重要なポジションだ。前職でインテリアのデザインをしていた河上さんは、「商品創作を強化したい」との声がかかり、縁があって楠橋紋織(株)へ入社。努力家な河上さんは色々な人から知識を吸収し、現在ではタオルソムリエの資格を有する。そんな河上さんの目標は、オリジナル商品の中からヒット商品を生み出すこと。「楠橋独自のブランドを創っていきたい」そうだ。
素材からデザインまで妥協しない独自のブランドがずらり!優しい触り心地を生かしたアイディア商品も!
機械の動きをしっかりチェックする取締役の楠橋さん。1番速い機械は1秒間に10本の糸を紡ぐそうだ!
工場見学やインターンシップを快く受け入れている楠橋紋織(株)。地域からも愛されている会社だ。
台湾へ社員旅行に行った時の集合写真。社員旅行以外にも、中国での研修など海外に行くチャンスがある!
代表取締役社長 鍋島 博志
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◇◆◇マルワカリ学生スタッフの取材後記◇◆◇ ※ニックネームで掲載しています。 【しがちゃんの取材後記】 楠橋紋織(株)さんは創業82年の歴史ある会社で、安価志向や海外との競争に負けないよう、自社独自のブランドで勝負されている会社です。「自分の仕事は自分で取りにいく。待っているだけでは遅れてしまう」、「タオルを売ることに関しては誰にも負けない」という鍋島社長のお言葉には、世界を相手にした事業展開を裏付ける強さを感じました。 中国では、紡績以外の生産工程が一貫した自社工場を持っており、そこで実際に働いてみることでタオルの生産について学ぶ研修を行なっているそうです。一方で、今治本社で働いている中国人社員に対しては、業務時間中に日本語の勉強会の時間を設けています。取材中も勉強の最中でした。国を越えてお互いに学び合う環境が整っているって素敵ですね。 また、「楠橋じゃないとダメと思ってもらえるような独自のブランドを創っていきたい」とおっしゃっていた河上さんにもタオルに対する意識の高さを感じました。河上さんが携わっている商品企画というお仕事は華やかなイメージを抱かれがちですが、お仕事の内容は多岐にわたります。 主に年2回開催されるギフト賞に出品する商品の企画をされているそうですが、企画書を含めた書類の作成やサンプルのチェックなどを長期的な見通しを立てて行なっているため、日々仕事内容は変わります。 しかし、河上さんはそれがかえって面白いと感じるそうです。元々はインテリアのデザインをされていた河上さんですが、入社直後はとにかく周囲の人に分からないことを聞き、自分から積極的に情報を吸収することを心がけていたそうです。主体性とは何かということを学べたような気がします。そのような自然と主体的に努力する姿勢を、私も身につけていきたいです。 楠橋紋織(株)の皆様、本当にありがとうございました!! 【リリィちゃんの取材後記】 私は取材に行く前まで自分の中で予想していたタオルのイメージがあったのですが、楠橋紋織(株)さんに取材させて貰って、そのイメージが凄く変わりました。一つ一つのデザインがおしゃれで、実際に触ってみると普段使っているタオルとはかけ離れている柔らかさとふわふわした触り心地に驚きました。 また、最近では「安さ」重視のタオルが目につきますが、その中で楠橋タオルは高くても品質の良いものを消費者に売っていこうとする姿勢に感動を覚えました。 何よりも社長さんとお話させていただいたときに、「これからは起業するくらいの気持ちで臨んでいかないといけない」という言葉が凄く胸に残っていて、これから就職先が決定しても、これくらいの気持ちは持って会社に勤めていきたいです。そして、誰よりも努力していきたいです。
■取材日:2013年12月18日
■最終情報更新日:2014年01月20日
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