「学習塾・予備校」の講師

橋田康平さん

26歳

愛媛県

4年目

企業データ

社名	株式会社fit group
事業内容	総合予備校、総合学習塾の運営
http://fit.cocotte.jp

わたしの『お仕事』

浪人生に対して国語、社会、小論文を教えながら
同時に生徒たちの進路相談やメンタルサポートも行っています

教室に通っている浪人生を対象に、大学入試対策として国語と社会、小論文を教えています。
「教える＝授業」がメインではなく、授業の準備や生徒たちの日常的な生活サポート、
進路や勉強に関する悩みや不安に対する相談やアドバイスが大事な仕事になってきます。
浪人生は毎日8:00から22:00までずっと教室で勉強しているので、
塾が生活の場に近いものになっています。
毎日、長い時間同じ場所で勉強することで精神的に不安定にならないよう生徒のケアをしたり、
学習に集中できない生徒を指導したりなど、メンタルケアや生活指導的なことが中心の仕事です。
現在は60人の生徒を担当しているのですが、60人が12時間以上一緒にいれば、
ごくまれにトラブルが発生することも。
人間関係のトラブルが起きないように、もし起こってしまってもすぐに解決するのも大事なお仕事ですね。

苦しい浪人期間中の生徒たちの力になることができる
心を開いてくれて信頼されたと感じるのがやりがいになっています

高校生は学校生活があるので生活に様々な変化があるけれど、
浪人生にとっては勉強が全てで本当に辛い1年間です。
「自分は本当に大丈夫なんだろうか、この勉強の仕方で大丈夫なんだろうか」と不安になることも。
生徒たちが“壁”や悩みを自分にぶつけてくれ、彼らのリアルな悩みに直に触れることが多くあります。
一人ひとりの性格やそれまでの環境の違いもあり、人によって触れられたくない部分もあるため、
そういうことを考慮した接し方を心がけています。
なかなか心を開いてくれない生徒もいますが、常に本音で接することで、
生徒たちから信頼されるよう努力をしています。

もともと学校の教員になろうと思っていましたが、より自分らしい教え方をしたいと思い、
塾で指導する道を選びました。
生徒と自分の関係の中にしがらみが生じない、民間の「塾」で働くことに魅力を感じています。

8:00 出社　今日のスケジュール確認など　8時15分頃に浪人生たちが来はじめる 8:30 ラジオ体操 9:00 ホームルーム　事務仕事 9:45 授業1（90分） 11:15 事務仕事の続き 11:30 生徒たちの質問対応など 13:00 昼食（近くのお店で外食） 14:00 成績管理、進路関係の調べもの 15:15　授業2（90分） 16:45 高校生が来始める　生徒たちからの質問対応試験の問題づくり　（たまに抜き打ちテストもあり！） 18時頃退社	こんな人にオススメ！人の悩みに共感できる人、面倒見のいい人にオススメ！高校生の悩みは大人からみて人生の中で考えると小さいものかもしれません。自分も大学入試の時にこの教室に生徒として1年間通っていたのですが、先生方は忙しいスケジュールの合間をぬって、同じ目線に立って真剣に話を聞いてくれました。コミュニケーション能力や社交性は必要な部分ではあるけれど、必ずしも絶対条件ではありません。生徒たちにもいろんなタイプがあるので、生徒たちが好き、生徒たちの気持ちに共感できる人、悩んでいる・困っている生徒たちに何かをしてあげたい、面倒見のいい人などの「想い」を強く持っている人というのが一番です。あと、学生時代に尊敬できる先生に出会った経験のある人、「恩師」を心の中に持っている人もいい先生になれると思います。
業務のオモテ・ウラ塾や予備校の先生は、教えることがメインで、いかに上手に授業ができるかが大事だと思っていました。もちろんそれも必要ですが、それ以上に授業の時間以外でもひっきりなしに相談に訪れてくれる生徒たちの対応をすることが大切です。生徒にとっては、先生に相談するのはなかなか勇気のいること。そのハードルを越えて来てくれている生徒には、例え自分の仕事が忙しくても、なんとか時間を作って話を聞いてあげたいですね。