朝倉染布株式会社
時代に先んじた職場制度と風通しの良い社風が相乗効果を発揮 私が入社した当時から上司部下の関係がフレンドリーな会社でした。そんな社風だったからこそ、今社員たちが取り組んでいる様々なプロジェクトでもチーム内で協力し合い、問題が発生しても解決に向けて積極的に知識・情報を交換し合い、達成することができるのでしょう。ベテラン社員は若手社員に技術を教えることに抵抗がなく、教えることでまた自身の勉強にもなります。 また、当社の変革の契機の一つとなったのが現社長の入社です。総合商社で海外勤務などを経て2003年に入社しましたが、育児休業制度や新賃金・人事考課システムなど人材活用のための様々な制度を構築していきました。先代が培ったフレンドリーな社風と新たな制度が上手く相乗効果を発揮し、当社の躍進の源泉になっていると思います。
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2015年にキャリア支援企業表彰受賞、挑戦は続く今では育児休業は取るのが当たり前という雰囲気が醸成され、全社員が協力的だ。時間単位の有給休暇制度は、例えば「子供が熱を出した」「いいから、行っておいでよ」と声掛けがあるなど社内の雰囲気向上にも効果がある。こうした取り組みなどが評価され、2015年には厚生労働省のキャリア支援表彰を受賞した。 しかし、同社の取り組みはここで終わりではない。今後は、染色や仕上げなど検査部門以外の製造現場にも積極的に女性を登用していきたいと考えている。交代勤務であることや体力差から製造現場は男性社員に頼りがちだが、今年度から新入社員の女性1名が3交代制の部署に配属されている。一方で、結婚や出産などのライフイベントの影響を女性社員は受けやすいため、毎年面談を実施し配属を決めている。
1.社員の面談を実施し、ライフイベント等を考慮した配属をしましょう。 2.子供が小さな社員や介護中の社員が働きやすいように時間単位の有給休暇を検討しましょう。 3.社員の主体性を育み、ボトムアップ型の社風を醸成するために、委員会活動やプロジェクトチームを検討しましょう。 |
企業名:朝倉染布株式会社 |
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住 所:群馬県桐生市浜松町1丁目13番24号 |
創 業:1892年 |
従業員数:98名(2017年1月現在) |
http://www.asakura-senpu.co.jp |