【第71回】支援サービスのオンライン化に奮闘中

2020年は変化の年でした。まっさきに浮かぶのはコロナ禍ですが、それ以外でも仕事の仕方、捉え方が変わってきていると感じます。周辺を見ると20代30代の方々が会社勤めでなく、自分のやりたいこと(若手社会人のためのコミュニティや学生のためのセミナー・イベント等)を対象者に近い目線で実践し、若者たちが集まる新たな場を作っています。また、主婦の方や女性の皆さんが、週末だけの焼き菓子屋や不定期のキッチンカーのパン販売など、店舗があったり無かったり、開店日も自分のペースです。でも、こだわりの商品を提供し、多くの顧客の支持を受けています。皆さん、熱い思いはあっても重くない。表に見えないご苦労はあるでしょうが、軽やかに楽しそうにやっている姿がとても素敵です。

どんどん多様になってきて素敵だな!と思う反面、自分の仕事に置き換えた際、そんな変化の中にあった支援が出来ただろうかと最近振り返っています。一番大きな変化があったのは「オンライン化」です。ご多分にもれず愛workもコロナ禍の影響で計画の変更、イベント・セミナーのオンライン化等に取り組みました。

個別相談はWEB相談や電話相談の拡充、セミナーもほとんどをオンライン化しました。
昨年6月に開催したオンライン会社説明会は、急遽決まって準備に取り掛かりましたが、関係業者のご協力もと仕組みを考え、その時期に不安を抱えていた学生の皆さんや、初オンラインの会社説明を体験した企業の皆様にもご好評をいただきました。

今年の1月には、毎年対面で行っていた企業と学生の交流会をオンラインで実施しました。1回30分の交流会を5回実施、企業1~2社×学生3~4名という交流の形は変りませんが、オンラインということで、対面式では付けていなかったファシリテーターを付けました。交流が盛り上がるよう考えて準備したものの、オンラインの交流は場の雰囲気を作ることが難しいことを実感しました。一問一答のようなやりとりで終わりがちで、会話のキャッチボールがなかなか続きません。対面の場合だと相手と近い距離で話すことで親しみが湧いてきたり、合間の時間の雑談で打ち解けたり、交流時間以外の面でもコミュニケーションが生まれます。オンラインだと、時間までカメラオフ・音声オフなので雑談の機会も生まれません。いきなり交流時間が始まっても場が温まりにくいはずです。

そんな中でも参加企業の皆さんはご自分の体験談や就活のアドバイスをしてくださり、学生の満足度はそれなりに高かったですが、開催側の私たちは、開催時期、広告のキャッチフレーズ、交流の一工夫等、今後に向けての見直しの必要性をとても感じました。
初のオンライン交流会はとても気付きの多いイベントとなりました。コロナ禍初年の2020年度は私たちも勉強しながら、経験しながら学んでいます。冒頭の自分のやりたいことをやりたい方法実践している方々ほど軽やかではありませんが、新しいことや変化していくことを柔軟に受け止め、楽しみながら精度を上げていこうと思います。

そんな右往左往しながらのオンライン化ですが、ここで質問です。皆さんはオンラインと対面、どちらが良いですか? 実は「対面」志向は強いです。対面の要素も大事にしたい、しかし、愛workにはたくさんの県外学生登録者がいて、移動も自由にできない状況です。会場に来ることができない学生にも情報を伝えるにはオンラインが必須なので、3月に開催する会社説明会は、「対面+オンライン会社説明会WEEK」としました。対面とオンラインの選択型でどちらのニーズにも応える形にしました。

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コロナ禍に限らず、世の中の価値観や仕組みが刻々と変わる中、「これまで通り」が通用しないことを実感しています。今回はオンライン化という視点で書きましたが、それだけでなく、変化すること、新しい局面がやってくることを楽しみながら、そして切磋琢磨しながら今後も良いサービスを考えていきます。

~「人生を豊かにできる」人と組織を増やします~
ジョブカフェ愛work(愛媛県若年者就職支援センター)
キャリア教育推進グループ・キャリアコンサルタント 下野 浩子

2021年02月25日更新 | カテゴリー:お知らせ, 企業の方, 愛媛の経済サイト E4, 教育機関・保護者の方
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