(有)やわらぎ
生きるを共にし、いきいき過ごす 心やわらぐ、アットホームな場所
大本 邑樹
平成26年入社(専門学校卒)
松山市および東温市でグループホーム、小規模多機能型住宅介護施設、高齢者向けシェアハウスを運営する(有)やわらぎ。職員、利用者にとって家のように安心できる環境をつくっており、施設は明るい雰囲気に包まれている。利用者の中には、食器洗いや洗濯物干しを手伝う方もいて、やわらぎに関わる人が皆、いきいき過ごしていることが感じられる。地域に必要とされる施設を目指し、心に寄り添う介護サービスを届ける温かい会社だ。
グループホーム介護士として働いている大本さん。利用者の方との関わりが一番楽しい時間だという。会話の中でさりげなく欲しい物を探り、手渡した誕生日プレゼントを喜んでもらったこともあるそう。また、幅広い年代の職員がいる中でも、垣根を感じることなく仕事ができているそうだ。今年は夏祭りの担当になり、多くの学びがあったと振り返る。介護福祉士の勉強をしつつ、今後も利用者の方に寄り添っていきたいと、優しく笑った。
入社12年目、現在65歳の岩佐里子さんに、やわらぎで働く魅力についてお伺いしました。(やわらぎでは、74歳の方が現役最高齢!20~70代まで様々な年齢の方が活躍中です) 53歳まで老人病院で看護師として働き、管理職をされていた岩佐さん。長く勤めるならと、介護職へ転職されました。治すことを第一に、本人に少し無理がかかっても治療をする医療と、本人の意思を大事にする介護では全く逆の世界。2~3年はそれに戸惑われたそうですが、今では、医療のことがわかる介護士として、みんなから頼りにされています。 岩佐さんの感じるやわらぎの魅力は・・・ ◆自由度が高く、のびのびとできる 現場への権限委譲が高いが、リーダーは20代や30代という職場。そのため、誰かから指示がくるのではなく、みんなで知恵を持ち寄って、話し合いながら進められる雰囲気がある。 ◆いろんな年齢の人が活躍できる 企画のアイディアは20代が出るし、利用者さんの昔話がわかり、話があうのは60代など、年齢に応じて活躍できる場がある。 ◆利用者に本当に寄り添った対応ができる 9名を3名でみる体制のため、一人一人をしっかり見て、臨機応変な対応ができる。食事も様子をみてその場でかえることで、病院では食べられなかった方が食べられるようになることも。
教え合いっこしながら練習した盆踊りを披露。夏祭りや芋掘りなど、季節を楽しむイベントもたくさん。
食事はすべて、職員の手作り!料理中の音や匂いも、利用者に届けます。
社長さんの飼い猫ならぬ飼いヤギ。みんなのアイドルは、庭の掃除をしたり抱っこに応じたりと大忙し。
中山さん作の四コマ漫画。そんじゃそこらの芸人さんよりもおもしろいエピソード、ありますよ。
取締役 中山尚子
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◆◇◆経営者からお話をお聞きして◆◇◆ やわらぎさんには、介護理念があります。 1.終の棲家として、自己実現とかけがえのない人生の終盤期を送れるよう努力します。 2.人間としての尊厳を大切にし、自己決定権と個性の尊重に努めます。 3.毎日がイキイキ・ワクワクと過ごせるよう工夫と努力をします。 これが、トップから現場まで実践されている企業さんなのだということを実感しました。 中山取締役は、「介護は利用者との関わりが魅力なのに、そこがあまり知られていないことが残念。」とおっしゃいます。それは、やわらぎさんで大事にしている一人一人を個別にみて、本当に求めていることを追求することしていくと、介護の作業的な面ではなく、利用者さんの人としての魅力に触れる時間が多くなり、楽しめるからのようです。「仕事ぽくないのはいい意味でも、悪い意味でもあります。」とおっしゃられたのも印象的でした。 そのため、職員には、自ら気づき動いてほしいという思いがあり、トップから指示がいくことはほとんどないそうです。 中山取締役は、「地域の中で生きるグループホームであることを目指しています。高齢者の力をもっと活かす方法はないか、もっと地域の方に自社を利用してもらえないか、ということに力を入れていきたいです。」とお話されていました。ここに書ききれない、愛のあるお話、面白いお話をたくさんしてくださって、ありがとうございました。 (愛workスタッフ) ◆◇◆マルワカリ学生スタッフの取材後記◆◇◆ ※ニックネームで掲載しています。 グループホームやわらぎ川内さんで、取材をさせていただきました。私はそれまで、介護というと、どこか日常から切り離されているような冷たいイメージを持っていましたが、いざ足を踏み入れると、それは大きく変わりました。 木をふんだんに使った明るい内装であること。インコの爽やかな声が響いている空間であること。洗濯物を干す手伝いをしているおばあちゃん。トイレに付き添ってもらった大本さんに「ありがとう」と何度も言っているおばあちゃん。フランクに話す職員の方々。 …などなど、目に映るもの、耳にすることがすべて、新鮮でした。そして何より、職員のみなさんも、利用者の方も、大きな家族のような雰囲気を感じ、とてもあたたかい空間がありました。 また、中山さんのお話の中で、「介護をしたい人にはよい環境」と言われていたことが印象に残っています。介護に携わる方の中で、サポートしてあげたいけど制約があるからできないという苦しみが募って、離職されるケースがあるようなのですが、やわらぎさんではそのような制約がなく、利用者の方とじっくり関わり、その人に合わせたサポートができるとのこと。グループホームは認知症に特化した施設であるので、全ての介護施設と比べることはできませんが、一人ひとりに寄り添い、力を発揮できる環境を整えるという介護のあり方を知ったのは、私の中でとても大きいことでした。 取材にご協力いただいたやわらぎのみなさん、本当にありがとうございました。(はるさん)
■取材日:2016年08月30日
■最終情報更新日:2018年11月01日
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