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「レトルト食品メーカー」の製造職

藤本 祥代さん
25歳
愛媛県
3年目
パーソナルデータ
「レトルト食品メーカー」の製造職

企業データ
社名 株式会社アール・シー・フードパック
事業内容 缶詰、レトルトパウチ食品製造・販売
http://rc-foodpack.co.jp
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わたしの『お仕事』

いつも同じ味を再現できるように
100種類近くもある調味料やスパイスを正確に調合しています

カレーや鍋つゆ、ミートソースなどのレトルト食品、缶詰など、
当社で作っている製品に使われる調味料を計量するのが私のお仕事。
砂糖や塩、醤油、ブイヨン、トマトやフルーツなどのペースト類、酵母系調味料など、
調味料は100種類近く。
作っている製品は下請けなどもあるのでかなりの品数になります。
製品によって使われる調味料の量も種類も違うので、一つひとつレシピをチェックしながら作業します。
毎日30kgもある重い袋や大きな缶などから、さまざまな調味料を大きなコンテナに計り入れていきます。
重たいものを持って動きまわらなければいけないので体力はかなり付いてくると思います。
匂いの強いスパイスなどを合わせるときには鼻がムズムズしたりすることもありますね。

わたしの『お仕事』

自分の合わせた調味料が「会社の味」になるという誇りがあります
改善を重ねて効率よく仕事ができるようになっていくのも楽しみに

安定した味を支えるのが計量。1回に合わせる量は約4500食分にもなり、
調合を間違えてしまったら最悪の場合は大量の製品を廃棄しなくてはならなくなってしまいます。
何重にもチェックを重ねながらミスのないように、丁寧に調合しなければならないので気が抜けません。
でも、自分の計った調味料が「会社の味」を作っているという誇りがあります。
「計る」という作業自体は単純かもしれませんが、会社全体で「1つでも工程のムダを減らそう」
という改善を進めていて、1日1個の改善点を見つけることに取り組んでいます。
手順や設備の見直しなど、改革案を出してそれが認められたり、
自分しかできないことを見つけることができるとすごくやりがいを感じます。

わたしの『お仕事』

私の今日のスケジュール
7:30
出社
 着替えなどの準備
 (清潔さをもっとも大切にしています)
7:50
計量開始
8:00
始業
 その日作る製品の計量作業
12:00
昼食(オフィス弁当を購入)
12:50
中礼
今日・明日の予定確認、
5営業日先までのスケジュール確認、
社長の講話
13:00
午前中に引き続いて計量作業
16:30
片付け
17:00
退社



こんな人にオススメ!

自ら気付きを得ることのできる人 体を動かすのが苦手ではない人

一日中「調味料を計る」という仕事をずっと繰り返していくので、その作業が苦にならない人のほうがいいと思います。さらに、「どうやったら作業が早くなるだろう」と考えるなど、作業の中にも面白さや工夫・改善を見つけられる人、いろいろな気付きを得ることのできる人ならもっといいと思います。
あとは、重いものを運んだり、歩くことも多かったりと体を使うことが多いので、持久力のあるひと、
体を動かすことがキライじゃないという点は、結構大事かもしれませんね。

こんな人にオススメ!

業務のオモテ・ウラ

「工場」というと、ハイテクやデジタルな環境をイメージでしたが、思った以上にアナログで、機械より人の手でやっていることが多いことに驚きました。例えば肉を切る作業にもすごくこだわりがあって、これが自分の切った肉だ!って職人気質が強い人がたくさんいます。見た目は怖そうに見えてもすごく優しい人が多いです。でも、やはり手取り足取り教えるより“背中を見て覚えろ”的なところは少しあるかもしれませんね。

ベテランにも聞いた「食品製造職」とは?

二宮 菜奈子さん

私は主に検査や工場の衛生管理の仕事をしています。お客さまには商品のパッケージは見えるけれど、どんなところで作られているかは見えません。私の仕事は表からは見えませんが、お客さまに安全・安心を提供する大切な仕事だと思っています。新人の頃は自分の仕事に慣れるのが精一杯でしたが、最近になって「この仕事はこういうところに繋がってくるんだ」ということが見えてきました。先のことまで考えた“筋の通った仕事”というのができるようになった気がします。自分のためだけでなく、お客さまのため、会社のためという人のことを考えた仕事を、これからもしていきたいと思っています。

動画でチェック!

「レトルト食品メーカー」の製造職ってこんな仕事

1 一度に大量の調味料を合わせるので細心の注意が必要
2 自分が計量した調味料が会社の味を決めるという誇りがある
3 けっこう体力があるということは重要なポイント
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