【第42回】~若者世代のUIJターンについて~

みなさん、こんにちは。
暑さもやわらぎ、涼しい秋の季節に移り変わってきました。お祭に屋外のイベントも多数開催されて、行動範囲も広がる過ごしやすい時期ではないでしょうか。

さて、主に愛媛へのUIJターン就職相談に携っている仕事柄、年代を問わずに愛媛で働きたい方とお会いする機会を多くいただいています。地方創生の機運が高まった初期の頃には、都会から愛媛に移住する理由には、田舎暮らしへの憧れや愛媛の穏やかな生活環境を求める「暮らし」重視の方も少なくなかったのですが、最近はプライベートも仕事も充実させていきたい!という若い世代の相談者も徐々に増えてきているなと感じています。

そのなかに、奥様の実家がある地方に移住する、いわゆる「嫁ターン」を希望された方で、家族関係を大切にしながらも、これまで培ってきた経験も愛媛の仕事に活かせるようにと前向きに転職活動を続け、就職につながったケースがありました。
このようなケースに対面するとき、ふと、クランボルツのキャリア発達理論「計画された偶発性理論」を思い起こします。クランボルツは、キャリアの八割が予想されていなかった偶然によって決定されており、その偶然の機会を活かした生き方こそが、キャリアを成功に導いているのではないか、そのときに重要なのは「好奇心」「持続性」「柔軟性」「楽観性」「冒険心」ではないかと提唱しています。
前述の嫁ターンで就職を決められた方は、結婚する前は自分が愛媛で働くという想定はしていなかった、と言われていました。好奇心や冒険心から愛媛に興味を持ち、一人で考えこまずご家族と話し合い、UIJターン就職の相談機関を上手に継続的に利用されて就職を決められました。このようにクランボルツのいう重要な要素を持ち合わせておられ、自分の生き方を見つけていかれたように思われます。

また、地方移住を希望する都市住民と地方自治体のマッチングを行う認定NPO法人ふるさと回帰支援センターの2017年移住に関するアンケートの調査結果によると、相談者の5割が20~30代であり、若年層の相談増加により、移住先選択の条件として「就労の場があること」をあげる相談者が増え、前年の44.7%から60.8%に大幅に増加したというデータがあります。この結果からも、若い世代が自身の特性や職業経験を活かし、現実に即した地方への移住を検討しようとする実態がみえてきます。

ふるさと愛媛Uターンセンターでは、愛媛へUIJターンを希望する一般求職者の方と県外で経験を積んだ人材を求める愛媛の企業とをつなぐ「スカウト制度」を実施ししています。この制度は、愛媛で働きたい一般求職者の希望職種やこれまでの職歴などの一覧をホームページで見ていただき、企業の方から関心のある人材をスカウトしていただきます。まだまだこの制度は企業の方への認知度が低いため、県外で就業能力を培い豊富な経験をお持ちの求職者にぜひ注目していただきたいです。今後も愛媛で働きたい方と愛媛の企業がより多くマッチングできるように、双方のサポートに尽力していきたいと思っております。

【 ふるさと愛媛Uターンセンター 】 http://www.ai-work.jp/ui_turn/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(認定NPO法人ふるさと回帰支援センター「移住希望地域ランキング」)

~「人生を豊かにできる」人と組織を増やします~
ジョブカフェ愛work(愛媛県若年者就職支援センター)
相談グループ・キャリアコンサルタント 兵頭 千和

2018年10月25日更新 | カテゴリー:お知らせ, 企業の方, 愛媛の経済サイト E4, 教育機関・保護者の方