【第32回】~接する若者の気持ちに関心を持つ~

愛workでは毎年保護者向けセミナーを開催し、「無関心でも過干渉でもない適切なかかわり方とは」をお伝えしています。
保護者の方からは、適切な関わりをしたいと思っていても、具体的に何が無関心で、どういう行動が過干渉なのか分からないという声を良く聞くからです。私がお伝えしているのは、
「子どもの意見を聞かず、聞く前に~する」、「親が代わって~する」
例えば、子どもに代わって優良だと思う企業を調べて受けるように言う
子どもに代わって会社説明会に行く
子どもに代わって内定辞退の連絡をする
などは過干渉です。
毎日就職について会話しているから無関心ではないと考えている保護者には、「子どもの気持ちに関心を持ってますか?」と尋ねます。
就職みらい研究所の「保護者のための就活講座」のサイトには、就活中の何気ないこんな言葉に傷つくという言葉が書かれています。
例えば、「今日の面接どうだった?上手くいった?」
「○○ちゃん、もう内定出たらしいわよ」
「やっぱりうちの近くの会社に勤めて欲しいわ」
「え、そんな会社聞いたことないわね」
「この前辞退した会社のほうがよかったんじゃない」
などは子どもの気持ちに無関心な発言です。

就活で保護者との関係に悩む相談者は多く、またコンサルタントとのかかりつけ相談の中で、就活が上手くいかない原因に保護者がかなり影響を与えていると推察されるケースも多いです。先日立て続けに、就活が上手くいかず悩んでいる学生の相談を受けました。最初は二人とも「やりたいことがない」「誰かに受けるところを決めてもらいたい」「自分に良いところなんてない」「面接が苦手」という話をしていました。じっくり話を聞いていると、相談者の心の叫びが聞こえてきました。そんな相談者の心の叫びを聞いて、私の中に沸いてきた詩です。

 

ありがとう
心配してくれてるのはわかる
でも自分のやりたいようにやらせて欲しいんだ
何回失敗しても、それ見たことかじゃなくて、また次があるさと言って欲しいんだ
自分で考えさせて欲しいんだ
何もかも先回りして押し付けられるからもう自分で考えるって事がどういうことか、
自分の気持ちがわからなくなってしまったんだ
自分の事なのに全然わからなくて辛いんだ 苦しいんだ
僕は僕なんだ 貴方じゃないんだ
違うんだ 同じじゃないんだ
ごめん あなたの望む僕じゃなくてごめん
少しずつなんだ
ゆっくりなんだ
皆んなよりとってもゆっくりなんだ
でも自分なりに進んで行くんだ
悪い事じゃないだろう
僕の人生なんだ

でも1人じゃわからないから、
1人じゃ進めないから
信頼できる人を見つけて相談するんだ
決して先回りして自分の意見を押し付けない人
聴いてくれる人 待ってくれる人
そんな人に話を自分の気持ちを聴いてもらうんだ
聴いてくれる
僕の事をわかろうとしてくれる
悪い所ばかりじゃなくて
良い所があると言ってくれる
そんな人に相談するんだ

相談するのは前進なんだ
自分で進む事なんだ
1人でと自分でをごっちゃにしちゃダメなんだ
自分1人では見えなくなってる
分からなくなってる
自分の事、自分の気持ちを
写してくれる鏡の様な人が必要なんだ

 

保護者だけでなく、若者と関わる全ての大人が『若者の「気持ちに関心を持って」接することが重要』です。私自身心に刻み、今後も若者支援業務に携わっていきます。

~若者を育てる 大人が変わる~
ジョブカフェ愛work(愛媛県若年者就職支援センター)
教育機関グループ キャリアコンサルタント 渡部 久美子

2017年12月21日更新 | カテゴリー:お知らせ, 企業の方, 愛媛の経済サイト E4, 教育機関・保護者の方