【第26回】 ~えひめの未来を担う!Uターン学生のソコヂカラ~

コラムをご覧のみなさま、はじめまして。ふるさと愛媛Uターンセンター担当の兵頭です。
愛workでは、平成28年度から愛媛県への就職を希望する方向けの「Uターン相談」が始まり、Uターンを考える県外学生と出会う機会が増えてきました。
初めて愛workを訪れる県外学生は、就職活動への不安や心配、将来への期待など様々な気持ちを抱えてやってきます。そのときに、気持ちがほぐれるように「ようこそ、愛workへ」と心を込めて私は挨拶をします。大きな荷物を抱えてやってきたある県外学生は、長い移動距離と時間をかけて来所したにもかかわらず、それを感じさせない、はつらつとした笑顔と挨拶を返してくれます。就職を応援する立場にありますが、そのたびにエネルギーや元気をもらっています。彼ら、彼女たちの元気の源はどこにあるのか、と考えるうちに、県外大学の相談会や愛workでの相談をとおして、Uターン就職を目指す県外学生には以下のような3つの特徴があると感じました。
◆愛媛県につながりや愛着がある
家族、友人、故郷、場所など、何かしらのつながりや愛着を持っています。
ある学生は年末に家族や友人と過ごすために地元に帰省し、年に一度の地方祭に必ず参加する学生もいます。そのような学生は、「就職をするなら、地元へ」と自らの意思でUターンを決めて、能動的に就職活動を始めています。
全国的な統計においても、Uターン就職を希望する理由は、「(自分の意思から)両親や祖父母の近くで生活したいから」(「2018年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」より)が最も多いという結果が出ています。
◆社会性を身につけている
県外に進学するほとんどの方は、周りに知り合いがおらず、頼る人もいないため、一から人間関係を構築しなければならない状況に置かれます。その環境で生活しているため、働きかける力、主体性、自立心、探究心、コミュニケーション能力などが自然に培われてくるのではないかと思われます。
◆自己肯定感が高く、前向きである
愛媛の県民性で、穏やかで謙虚な気質がよく取り上げられます。
しかししかし、ある学生は、自分の能力や人柄を、日常において過小評価していたため、いざ面接を受けると、自己PRで十分に出しきれなかった、ある学生は、自分の能力や人柄を日常において過小評価していたため、いざ面接を受けると、自己PRで十分にだしきれなかった、といいます。県外学生は、異なる文化や地域の人との関わりを持ち、視野を広げ、自分と他人との違いを知り、自己表現を身につけようとします。

これらの特徴を持つ県外学生の多くは、自分が何を大切にしたいか、どう働きたいか、人生をどのように歩みたいかなどの軸や方向性の理解が進んでいます。Uターン相談を重ねるうちに、県外学生は優先順位を明確にし、愛媛の志望企業を選び、具体的な帰省スケジュールを整え、奮闘しながらもいきいきと就職活動をしていきます。
一方で、「愛媛には求人企業が少ない」「働きたい会社はないのでは」「地元学生の方が就職に有利なのでは」と漠然とした不安を持ったまま、愛媛での就職を踏みとどまるケースもあります。愛媛で就職か、進学した県外大学の近くで就職をするか迷っている学生の相談を受けたとき、愛媛の魅力的な企業紹介をする「マルワカリWEB」や合同企業説明会など伝え、愛媛県の全体的な情報を知ると、Uターンを検討しようと気持ちが変化することもありました。インターネットで得られる情報の「点」の部分を、「面」に変えていく重要性を感じました。

愛workでは、夏休みに県外学生と愛媛の魅力的な企業との交流会(8月12日)、冬休みに県外学生のインターンシップを開催する予定です。県外学生と企業のつながりの機会を創出し、ひとりでも多くの若者が愛媛で活躍でき、地元企業が活性化する支援を続けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(「2018年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」より)

 

~若者を育てる 大人が変わる~
ジョブカフェ愛work(愛媛県若年者就職支援センター)
教育機関グループ・キャリアコンサルタント 兵頭 千和

 

 

2017年06月22日更新 | カテゴリー:お知らせ, 企業の方, 愛媛の経済サイト E4, 教育機関・保護者の方