【第18回】~子どもは可能性に満ち溢れている~

子どもたちにとっては楽しい夏休みが終わり、新学期がスタートする9月。今回のコラムでは、「ハタラク×未来研究所」で初めて行った新企画『愛ワークde自分研究』についてご報告します。

ジョブカフェ愛workでは、通常15才~44才の方を支援対象としていますが、今年は8月の1ヶ月限定で小学4年生~中学3年生の子どもたちとその保護者をお迎えして、自己理解や仕事理解をサポートする『愛ワークde自分研究』を試みました。真っ黒に日焼けした子どもたちが緊張した面持ちで母親と一緒にジョブカフェ愛workに来所し、1時間の自分研究を実施後には満面の笑みを見せてくれたことが印象に残っています。

自分研究を実施することで、子どもたちは自分の強みを理解し、それを親御さんと共有したり認めてもらったりして自信を深めることができました。また仕事の種類の多さに驚き、今後の生活の中で「知らないことを知ろう」とする意欲へとつながったようです。また、親御さんにとっては、子どもの可能性を感じる機会となり、努力を応援したい気持ちが強くなったり、子どもへの声かけを見直そうと自身を振り返ったりと気持ちに変化が起こったようです。

「愛ワークde自分研究」の実施方法や子どもたちの様子、感想は以下のとおりです。
自分研究での発見をさらに深めて仕事研究へとつなげ、それを「夏休みの自由研究」としてまとめた子どもたちもいました。

《愛ワークde自分研究の進め方》

(1)60種類の職業がイラストで描かれた職業カードを見て、「やってみたい」「わからない」「やってみたくない」に分類。(※ハピキャリキットを使用)

(2)「やってみたい」職業カードの中から上位3つを選択。選んだ理由に「その人らしさ」が現れるので丁寧に傾聴し、加えて、普段の学校生活や好きなこと等をインタビュー。話の中で感じた子どもたちの長所や強みについて相談員から伝える。

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6つのタイプ

 

 

 

 

 

 

 

(3)職業マップをもとに、結果について分かりやすく解説。
「自分は『ひと・もの・データ・アイディア』どの部分により関心をもっているだろう?」
「『6つのタイプ』のどれが自分に近いだろう?」など、子どもたちは、自分の特徴と興味のある職業について説明を聞きながら、自分と職業についての理解を深める。普段の学校生活と照らし合わせて感想を話しながら、今後の目標について話し合う。

(4)今の学校生活と働くことのつながりについてメッセージ
働く上では適性や知識・技能も大切。しかし、その土台として「基本的な習慣」「対人技能」「生活や健康管理」があってこそ成り立つものであること、それは今の日々の生活でしっかりと積み上げることができていることを紹介。

※自分研究実施後、得意な絵を描く力を発揮し、自ら職業カードを作った小学4年の女の子。

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《本人の感想》
・自分の長所がはっきりして自分がよく分かったのでうれしかった。きてよかった!
・私って、人とのつながりを大切にする人だったんだ。
・いろんな仕事があるんだなと思った。びっくりした。
・私には人の事を助ける、教える、というのがあっていると思った。
・ファッションデザイナーは絵を描くのでこれからも絵をたくさんかいていきたいです。

《保護者の感想》
・第三者的な立場で聞けて、子どもの長所がよくわかった。
・子どもが周りの大人の意見に影響されていると分かったので私の子どもへの声かけを見直したい。
・子どもが頑張りたいことが確認できたので、応援したい。

機構の目的は、「愛媛の未来を担う若者を地域全体で育てていくことを目指す」ことです。この実現のために、これからもこの取り組みを継続的に実施し、たくさんの子どもたちの可能性を広げるサポートをしていきたいと考えています。

~若者を育てる 大人が変わる~
ジョブカフェ愛work(愛媛県若年者就職支援センター)
チーフコンサルタント 熊谷 環

2016年09月22日更新 | カテゴリー:企業の方, 愛媛の経済サイト E4, 教育機関・保護者の方